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児島は、ジーンズの名産地として知られています。そのため、駅名標には、「JEANS STATION」との愛称が入れられるとともに、JR西日本の普通の駅名標では青色になっているべき部分が、デニムのような色合いと模様になっています[①]。また、ホームに設置されている自動販売機も、その筐体の模様がジーンズで仕立てられた特別仕様になっています[③]。 高架化されている児島駅の駅舎内[④]。天井が弧を描いているのが印象的です。この駅の開業は1988年3月であり、国鉄の分割・民営化後に誕生した駅ですが、「乗降車口」、「自動きっぷうりば」といった案内表示は、国鉄様式に則ったものが使われています。 駅前の様子と駅舎[⑤] [⑥]。個人的な事情から、児島駅は半年に1度くらいの頻度で利用しているので(就職して社会人になった今でも)、私としてはもはや見慣れた眺めでもあります。全面的に高架化されているその佇まい(本四備讃線は全線が高架)からは、新幹線の駅に近いような雰囲気も感じられます。 児島で降りたのは、単に四国グリーン紀行が有効となる北限だからであり、特別な目的はありません。よって、マリンライナー12号の次の列車、特急しおかぜ6号に乗って、すぐに岡山へと移動します[⑦]。 |
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しおかぜ6号がやってきました[①]。快速マリンライナー号は30分に1本は運転されていて、その所要時間は、児島〜岡山間では20〜25分くらいが標準なので、別に特急列車を使うような区間ではないのですが、この後、岡山からは新幹線に乗る予定です。乗継割引が適用されることにより、児島〜岡山間の自由席特急料金は270円となるので、「だったら乗ってもいいかな」。 児島〜岡山間では、南風号・うずしお号・サンライズ瀬戸号も含めた全ての特急列車が、途中駅を全て通過としています。快速マリンライナー号では全ての列車が停車する茶屋町駅も通過します[②]。茶屋町に特急を停めてみるのも面白いのでは、と思っていますが、特急列車が茶屋町に停まる気配はありません(「通勤客向けに」と言って、夜の下り列車が停まる可能性ならば、あるいは・・・)。 自由席車両車内の様子[③]。8000系は全ての車両で更新工事が行われ、指定席車両とグリーン車については、より快適性を高めた(とされる)座席に取り換えられましたが、自由席車両は、以前からの座席がそのまま使われています。差別化、ということでしょうか。 下りの快速マリンライナー号とすれ違い[④]。本州と四国を結ぶ動脈として機能する本四備讃線・宇野線は、列車の本数も多く設定されていて、ほぼ終日に渡って、毎時5〜6本の列車が運転されています。それでありながら、宇野線(岡山〜茶屋町)には、未だに単線区間が残されていて、複線化工事の進展によって少しはマシになりましたが、列車交換のための停車もよくあります。 山陽新幹線の高架橋をくぐり、岡山駅の留置線が見えてくると、列車はまもなく岡山に到着します[⑤]。途中駅を全て通過し、こちらが運転停車を行うこともなかったことで、列車は20分で岡山に到着しました[⑦]。270円で速さ・快適さ・着席(マリンライナー号ではたぶん座れない)を手に入れられたのならば、安いものです。 |
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新幹線に乗り換えるために、新幹線乗り換え改札口へと向かいます[②]。岡山駅は大規模な改良工事が行われ、見違えるように綺麗になったのですが、今回はあえて、その”きれいな側”を移動して乗り換えるのではなく、以前からの古い木造跨線橋を経由することにしました。かつての西口駅舎(あの小さいやつです。ご存知の方、いらっしゃいますか?)があったころは、よくこれを使ったものでした。 職員専用の通路かと思ってしまうような狭い通路を通ります[④]。跨線橋経由で新幹線乗り換え改札口へ向かおうとすると、ここを通ることになるのですが、改良工事によって生まれた新しい乗り換え通路ができてからは、跨線橋とこの通路を通る人も激減したようで、人が誰もいません。通路を歩いていると、トワイライトエクスプレス瑞風の利用者専用の待合室がありました[⑤]。 岡山からは、新幹線ひかり464号に乗車します[⑥]。新神戸は三ノ宮と同一駅として取り扱うことができるので、のぞみ8号で新神戸→地下鉄→三ノ宮・・・という移動も可能ですが、JTB時刻表によると、兵庫県の代表駅は神戸駅とのこと。神戸は三ノ宮よりも西にあるため、岡山→新神戸→三ノ宮→神戸→三ノ宮・・・という移動は「なるべく一筆書き」のポリシーに反します。 おとなしく姫路まで新幹線で移動し、姫路から在来線で姫路→神戸→三ノ宮・・・と辿っていくこととしましょう。 |
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